HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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夏の風物あれこれ

ずいぶんとブログをさぼってしまった。もちろん、予約課の仕事はさぼっていない。今日など予約課に加えてガイド課の仕事までこなしたほどなのである。天気は雨だったが、アラスカはいよいよ夏本番なのである。

さて、それはさておき。

1ヶ月弱滞在していた両親は、今週始めに日本に帰っていった。明け方などに暖房が入るほど涼しいアンカレジの日々から、連日猛暑が続く日本に戻っていくのは考えただけでゾーッと、いやカーッとするような体験だ。

帰国の前の週末、スワードへ鉄道で出かけた。このときは曇りや雨の天気が続く中、ぽっかりと1日晴れた日が重なっただけでなく、予想外に実りの多い旅となった。

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その一。スワードのスモールボートハーバーで、船釣りから帰ってきた人たちが魚をさばくのを見ていたところ、ロックフィッシュをさばいていたおじさんが娘に話しかけてきた。「この子は魚が大好きでねえ」なんて話してその場を去った。しばらくして、そのおじさんが手にきれいに切り身にした魚の入った袋を持ってきて、「いるか?」と聞く。「売ってるの?」と聞いたら、「タダだよ!その子が魚が好きだって言うから」だって!

これがさばかれる前のロックフィッシュたち。写真だと小さく見えるけど、50センチはあったかな。キッチン付きの安宿で煮付けと塩焼きにして食べたらうまかったのなんの。

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その二。釣れるかわからないけど、行ってみようか、と天気のよかった2日目にサーモンフィッシングで有名なラシアンリバーまでドライブした。

途中の湖に一面に咲いていたコウホネ。

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ラシアンリバーに行く途中で以前熊の親子を見たので、今回ももしや、と思っていた。釣り場はスローな雰囲気で、竿を出すのは断念。熊も今日はいないねえ、なんてほっとするやら残念やら。

すると近くで銃声が!しばらくすると…

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子熊が駐車場に出現。最近よく出るので職員は慣れたもの。発煙筒でどこかに追い払っていた。銃声は威嚇のためだったんですね。いやはや。

その三。アンカレジに帰る日の朝、スワードの対岸の浜辺でオットがカレイ1匹とサーモン(今回は地元民にはあまり人気のないチャムサーモン)1匹を釣り上げた。ご苦労様です。



…でも。



チャムサーモン1匹じゃあねえ…。今サーモンがどれだけ獲れるかが、我が家の今後のエンゲル係数に大きく関与してくる。食料自給率アップはいずこも大きな課題だ。今年は出足が遅かっただけに、我が家の冷凍庫はまだすき間が目立つ。

というわけで、昨日は私が仕事から帰って娘のお守りをオットと交代。オットがひとりで夕方からラシアンリバーよりさらに南に行き、キーナイリバーでレッドサーモンを1日のリミットである3匹釣ってきてくれました。今日はさっそく塩焼きにしました。もう、うまくて死にそうでした。

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珍しく(失礼)短時間でリミット釣った、とオットは上機嫌、真夜中の魚の解体作業も苦ではなかったそうです。今、キッチンでいくらのしょうゆ漬けを作成中。明日は豪華「アラスカンサーモンの親子丼」で決まり!
# by haishirokuma | 2008-07-24 16:12 | 小熊のAkko | Comments(2)
7月4日が待ち遠しい・・・。

1ヶ月も前から今年の7月4日には何をするかプランし、1週間前になるとわくわくし、7月2日になると興奮して、3日は仕事を午前中で切り上げて、午後一番でさっさと帰宅する。

生粋のアメリカ人ならきっとこうだろう。


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7月4日は独立記念日。

アメリカ人が本当にアメリカ人になった日だ。

この国は独立のために戦争をし、その結果自分たちが勝利し、国として独立したのだ。

彼らはそれを誇りと思い、その誇りで同胞たちと繋がっている。

いわば、この日を心から「アメリカよ、誕生日おめでとう」と祝えるかどうかでその人のアメリカ人度が決定されると考えても良い。

クリスマスはキリスト教徒とギフトショップのものだから、アメリカという国とは関係ないので、7月4日がアメリカ人にとって1年で最大の祝日となる。

私はアメリカにいる日本人として、オフィスでこの日を祝う。もちろん祝日なので営業はしていないが、実際にはオフィスに来てこうして仕事をしている(これが仕事?)。

今日は午前11時よりダウンタウンでパレードがあり(NYだけではくアメリカの主要な町であれば、どこでもするのだ)、郊外への小旅行やキャンプなどにでかけない庶民は自宅にゲストを呼んでバーベキューパーティをする。

夜には花火が上がる。

白夜のアラスカでは花火は見れないが、でも音だけは聞こえるのだ。

今日も例年のごとくこうして7月4日は過ぎてゆく。

私もバーベキューパーティに呼ばれているので、早く仕事を片付けて帰ろう。

May 4th Be With You!! (by ヨーダ)

しろくま

PS>写真は本件とはまったく関係ありません。
# by haishirokuma | 2008-07-05 01:31 | Comments(0)

キャンピングカー三昧

ボス熊はあちこち行ってるなあ。ほんじゃあ私も旅日記。



先週から両親が来ている。初めての週末、「日本ではあまり体験できないこと」の手始めとして、キャンピングカーでの小旅行にでかけた。アンカレジからGlenn Highwayをひたすら行けるところまで東に走る、というのがプランである。

キャンピングカーは自家用が我が家にあるはずもないのでレンタルする。今回は大人4人プラスちびすけなので、30フィート、約10メートルの小型バスのような大きさの車。普通免許で運転できる。もちろん、日本からの国際免許も可。ソファーや食卓をしまったり引っ張りだしたりして作るベッドも含めて、まあ普通サイズの大人4人は十分寝られるだけのスペースがあり、そこにキッチン(コンロ、電子レンジ、オーブン、冷蔵庫完備)、トイレ、シャワーがついている。

初日はマタヌスカ氷河の見える展望駐車場でスパゲティの夕食。その後、キャンプ場でもなんでもない、でも眺めのいい駐車場にて1泊。キャンピングカーには発電機も付いているので、キャンプ場でなくてもまるで自宅にいるかのような生活ができるのだ。遠くにこんな大きな氷河も見え、父も母もアラスカの雄大な自然を満喫する。

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2日目はさらに東へ進み、Glennallenへ。この辺からはWrangel、 Sanfordなどの山々の眺めがすばらしい。買い出しを済ませて、本日の寝床、Lake Louiseへ。ここは風光明媚にも関わらず、キャンプ場はあまり人もおらず、ゆったりくつろげた。夕食は湖のほとりでタコスを作って食べる。キャンプでは何を食べてもうまい。ビールももちろんうまい。

花で目立ったのは矮生のヤナギラン。

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帰りはハッチャーパスで山菜のこごみを摘む。海抜が高いので、この時期でもまだ開ききっていない柔らかいのが採れた。2、3日のおかずにはなるだろう。

2泊3日で、総走行距離約700キロ。ちびすけも運転に貢献。

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あー、遊んだ遊んだ。
# by haishirokuma | 2008-07-01 17:17 | 小熊のAkko | Comments(0)
小熊のAkkoが先週のブログを書かなかったので。続けてボス熊の登場である。

オペレーション担当のボス熊は、シーズンになるとあちこちへ出かける機会がある。


d0143355_16533676.jpg例えば6月20日過ぎになってもうすぐ熊が出てくるという間際頃にカトマイへ行き、かわゆーいパークレンジャーのおねぃさんとおはなししてくる仕事とか。



d0143355_16545231.jpg例えばソルドトナの日本食レストラン、Nikko Gardenをチェックしに行って、Shuun君とお話してくるとか。



d0143355_16572328.jpgもちろん名物のピリ辛ソルドトナロールも味見いたす。いや美味でござった。


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周辺のロッジをチェックしたり、鮭のいない川(ファーストランのレッドはすべてロシアン川まで遡上している)をチェックしたり



d0143355_17271928.jpgAloha Mooseをチェックしたり(友人の結婚20周年記念パーティのチェックも兼ねているのだ)



d0143355_1714071.jpgサミットレイクロッジが売りに出ているのをチェックしたり、もちろんアイスクリームの味もチェックし、トイレもチェックし



d0143355_1728305.jpgロッジからのサミットレイクの眺めもチェック



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鳥を見つけてはチェックし



d0143355_17162748.jpgシップクリークでスーザンが釣ったオスのキングを試食したり(頭はすでに冷凍されていた)。

その間にメールの返事を書いたり、日本語ガイドさんやお客さんからの携帯電話への連絡に優しく対応したり、


そういう日々を送るのである。

まだまだ今年はゴルフ場のチェック、フラットトップそのほかのハイキングトレイルのチェック、レイククリークのチェック、ランゲルセントエライアス、グレーシャーベイ、プリンスウィリアム湾、フェアバンクスそのほかのチェックが残っている。

楽しい仕事である。
# by haishirokuma | 2008-06-29 17:34 | Comments(0)
週末を利用してキャンプデナリに挨拶に行ってきた。

アンカレジから車をふっ飛ばして4時間。アラスカ鉄道の駅の一番奥にバスは来ていた。d0143355_1649521.jpg この由緒正しいキャンプを引き継ぐ新しいオーナーのサイモン君が光栄にも迎えに来てくれていた。



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キャンプデナリの創始者である、ウッディ、シリア(ハンター}、ジニーからコール夫妻が受け継いで所有していたこの場所を彼らの娘のジェナとその夫であるサイモンが引き継ぐことになったのだ。

3台のバスのうち1台はノースフェイスロッジ行き、2台がキャンプデナリ行きだ。

午後1時15分発。途中トイレ休憩をしながら、野生動物を見ながら、サイモンはしゃべるしゃべる。すごい知識だ。デナリ公園の歴史、動物、地層、自然科学に関する知識の豊富なこと。ガイド歴24年の私でさえ舌を巻くほどデナリ公園に関しては詳しい。

d0143355_1659256.jpg ちっと遠いけどドールシープ(発見者がドール博士という)。



双眼鏡でやっと見えるグリズリーベア。このあたりの熊は金髪が多く、トクラットベアと呼ばれているらしい。金髪好きの私は興奮しどおしだ!

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少し近くに親小熊。でもピンボケ。
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などデナリ公園では普通に見ることができる動物をコンスタントにこなして午後5時にピクニック夕食場所のイーストフォーク・トクラット川のほとりへ。




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これが今夜のメイン夕食。サンドイッチとかオードブルとか果物とかスモークサーモンとか。これで足りるのか?と思ったが、結構うまくて腹の足しになる。



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それになによりデナリ公園で一番人気の野生動物、北極地リスもすぐ近くで遭遇だ。この小動物はクマやオオカミのおやつというか、小腹がすいた時のプロテイン摂取、栄養不足をおぎなうサプリメントとしてもってこいのため、かなり人気が高い。

もちろん観光客からの人気もあるが、熊は観光客と地リスが並んで歩いていたら、間違いなく地リスを選ぶのは間違いないくらい人気なのだ。


午後8時15分。ノースフェイスロッジに到着。丘のふもとにあるマッキンリーの北側が見えるホテルだ。



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乗客の一部をおろして、丘を登る。







ノースフェイスロッジから約150m上にあがるとやっとキャンプデナリに到着だ。
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ノースフェイスロッジがプライベートバスタブ付きのホテルなのに比べ、実はキャンプデナリはその名の通り、キャンプのようなもので、いわばデラックス版バンガローだ。

メインロッジとシャワールームなどの建物には電気も水道もあるが、各キャビンにはプロパンガス、ガスライト、まきストーブがあり、トイレはプライベートアウトハウスだ。


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しかし、キャビンはすべてマッキンリー山に面している。


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こんなのや



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こんなふうなの。




色は同じでも大きさは微妙に違う。みな手作りのログキャビンなのだ。





そして圧巻はアウトハウス。まず第一に臭くない。そしてハートマークでキュート。

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最高なのは中に座って外を見ると、なんとマッキンリー山に向かってハートマークが。

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すべてのトイレがマッキンリー山に面しているわけではないらしいが、このトイレはたぶん世界でもっとも眺めの良いアウトハウスの一つであろう。

感激して忘れないように言っておくが、キャビンに水道はないが、キャビンのすぐ外に水道がある。


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つまりトイレのあとは手が洗えるのだ。そしてこの水は自分ではおいしいと思っていたアンカレジの水(エクルトナ氷河の水)よりも数倍美味しいスプリングウォーターなのだ。


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もちろんキャビンからだけではなく、キャンプデナリの敷地内であればどこからでもこんな風に山が光っている(もちろん天気が良ければの話だけど)。


創始者のジニーたちが作ったキャンプデナリのテント小屋のレストランは「ポトラッチ」と名付けられた。 d0143355_1758919.jpg



2008年に新築されたポトラッチに、その面影はない。
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と思ったら、ありました。見つけました面影を!!
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キャンプデナリの創始者、ジニー・ウッドさんその人が自分のキャビンに遊びに来ていたのです(もちろん同じバスで来ました)。私の名前はなかなか覚えてくれないですが、顔は覚えてくれているようです。それでジニーさんは私を見ると道夫のことばっかり話します。




面影といえば、ジニーさんが「ポトラッチからの景色は変わっていないわよ」といっていた。
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この池にはムースがときどき水を飲みにやってくる。 d0143355_18125948.jpg










ノースフィスロッジに来る人たちはある意味レジャー感覚で、絵を描いたり、すぐ近く(と言っても3kmほどあるが)のワンダーレイクまでをちょっと散策したり、フライトシーイングをしたりするが、キャンプデナリに来る人たちは大抵ハイキングをしにくる。

クラス分けはモデレート、ストレニアス、ベリーストレニアスコースという3つにわかれている。いわば初級、中級、上級だ。しかしこれは技術的な問題ではなく、体力的なものだ。一番簡単なコースでさえ結構な体力を使い、日本では中級クラスではないかとおもうくらいだった。


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キャンプデナリではこれ以外にそのセッション中のテーマが決められていて、今回は鳥だった。渡り鳥の研究者スコット氏がペンシルバニアからかっこいい奥さんのエイミーさんとキャンプを訪れ、2回のレクチャーとバードウォッチングセッションをしていった。これがとても面白くてためになるレクチャーだった。特に渡り鳥のレクチャーは最高だった。



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それまで花には興味があったが、鳥はそれほどでもなかった。でももう鳥を見ると写真を撮りたくなってしまう。鳴き声を聞くと、名前を知りたくなってしまうのだ。




そんな感じで3泊4日はすぐに過ぎてしまった。


2008年に新築といえばアイルソンビジターセンターも新築されて新装開店していた。
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往路はスタンダードに出ていた動物が、帰りはアップクロースで接近してくれた。
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バケーションが仕事って本当に楽しい~。ハッピーしろくま!!
# by haishirokuma | 2008-06-18 19:35 | Comments(4)

キャンプ第2弾

先週末、今年2回目のキャンプにでかけた。

今回の目的は「魚」。具体的には「キングサーモン」である。ニニルチックなどのキーナイ半島のポイントは先週末までキングサーモンが解禁となっていた。最近ずっと忙しかった夫はこの釣りキャンプを心待ちにしていた。

天気予報でわかってはいたのだが、やはりどんよりとした雲が広がっている。出発後しばらくして、雨が降ってきた。また雨のキャンプか…。今回は雨が降ろうが槍が降ろうが釣りがしたい夫に「食料の確保」を任せ、私と娘は家で留守番していた方がよかったかなあ…などと思い始めていた時。

スターリングハイウェイ沿いを流れるキーナイ川の対岸に、大きな茶色いかたまりが3つ見えた。

…あれ?…あれって、もしかして?

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…そうだそうだ!母熊と子熊が2頭だ!

急いで車を止める。おおー、ホンモノのグリズリーだ。けっこう丸々している。まだサーモンはの遡上してきていないと思うけど、えさには困っていないのかな。娘も窓から身を乗り出して観察。

よかったよかった。来てよかった。ガソリン高騰の折(アンカレジで1ガロン4ドル10セント前後、去年の2倍に迫る勢い)だが、魚が釣れなくてもこれが見られただけでよしとしよう。

などと考えていたら、雨も上がって青空が見えてきた。



結局、今回はニニルチックではなくもっと先のホーマー(ここはニニルチックと違いキングサーモンは今後も釣ってよい)まで行ってキャンプ。天気はやはり曇りで、前回のスワード同様テントでの夜は寒かった。ホーマーのフィッシュホールではキングサーモンは釣れなかった。でも、こんなものをゲット。

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フラットフィッシュ。カレイかな。ハリバットのような派手さ、でかさはないが、去年煮付けにして食べたらうまかったので。

帰りに寄ったニニルチックでは、これもゲット。

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巨大マテ貝、レーザークラム。ひとつが10センチ以上もある。掃除が大変だが味が濃くうまい。今回は結果的にいろいろ収穫があり、中身の濃いキャンプとなった。

アンカレジに近づくにつれてどんどん晴れ間が広がり、この夏一番のいい日になった。週末は天気がいまひとつで月曜から晴れか…。どーして!!と天気に文句を言ってみても始まらない。人生なんてそんなものなのである。
# by haishirokuma | 2008-06-10 17:35 | 小熊のAkko | Comments(0)
すこしずつ早くベイトフィッシングが解禁になってきたが、今年はなんと6月1日から鮭狙い(もちろんキング)ベイトフィッシングが解禁となった。

その記念すべき日は日曜日なのに、例外的にガイドボートが出ている(キーナイ川は通常日曜日と月曜日はガイドボートが出せない日なのだ)。


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しかし、キングはキーナイ川全体でたった2500くらいしかいない(推定)ということで、誰も釣れていない。とりあえずボートを出して、お気楽な格好で様子を伺ってみたが、やっぱり誰も釣れていないようだった。


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ところが、同行した知人のケナン・ワード(Kennan・Ward:アラスカの野生動物写真家として結構有名な人物。もちろん星野道夫やリン・スクーナーとも知り合いだ。彼の作品は土産屋とかでもポスターや絵葉書などとして買うことができる)がキングのフックでフーリガンを釣り上げた。

昨日までは影も見えなかったのに、今年は昨年より1日遅れでキーナイにフーリガンがやってきた。

そうなると話は違う。自分としては数の少ないキングはとりあえず後日に回しの気分。

岸に着くや否や川を覗き込むと、いるわいるわ。

黒い影がまるで竜のようにうねりながら上流へ力強く移動している。

相当数のフーリガンが遡上してきている。

ちなみにフーリガンとは日本ではたぶんキュウリウオ。特大ししゃもというべき珍味で、乾し魚にしてから焼いて食べるのがこれまでで一番うまい食べ方だった。

急いでクーラーと網を持ってきて、川に網を入れる。

網に魚が入るときに、こつんこつんと手元に感じるのだが、その数たるや尋常ではない。こつんこつんではなく、トトトトト・・・・・と間を置くことなく魚が入り続けているのがわかる。

それは4回掬っただけでクーラーボックスがいっぱいになるほどの量だった。

この感触。毎年1回だけだが、とても心地よい。

豊漁だ。

ケナンをはじめとする同行者たちは、それを見てまずビックリ。その後大きな拍手と声援を送ってくれた。

観客がいるというのは良いものだ。おかげでいつもの倍気持ちよかった。

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これで今年も1年分の食料は確保できた。

明日から真剣に仕事ができるぞ~!(いや、これまでもちゃんとやっていますけど・・・)


ちなみに話は違うが、来年のJALの世界の美女カレンダーは7年ぶり、このJALカレンダー始まって以来3回目のアラスカが2009年6月のテーマになる予定だそうだ。

先週はこのカレンダーの撮影チームに同行し、かっこいい氷河を探して、まだ雪の残るトレイルを歩いた。

そして場所も決定。

撮影は午後4時半ころから9時までの斜陽の時刻を選んで行われた。

かわいい系の美女モデル、クリスティがマタヌスカ氷河を背景にした写真に乞うご期待!!
# by haishirokuma | 2008-06-02 14:55 | Comments(0)
明日は月曜日だが、メモリアルデーで祝日。そのため、今週末は3連休となり、長かった冬のあと初めてのLong weekendということで、メモリアルデーが休日とならなかった私までが(ボス熊も仕事だ)、何となくそわそわ気分。我が家はおととい金曜日、私の仕事が終わったあとで今年初キャンプにSewardに車で出かけた。天気は曇り。

お気楽キャンパーの我が家は、スワードダウンタウンの海岸沿いのキャンプ場を「常宿」としている。テントを張って、ご飯を食べて、ビールを飲んで、テントに入る。5月末だというのに、森の方のキャンプ場には雪があるぐらいだから、夜はまだまだ冷える。夜半に雨が降って来た。寝袋だけじゃ寒いなあ、毛布持ってくればよかった…と考えつつ、それでもなんとか眠りについた。

多少寒くたって、雨が降ったって、5月の週末には外でビールを飲み、テントを張って寝るのだ!このキャンプは我が家にとっては冬に別れを告げる「儀式」。だからカッコだけでいいのだ!

翌朝、トイレに行くときに見た白頭ワシ。スワードに来ると、たいてい何羽か見ることができる。ピンぼけだけど。

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ちなみにこのキャンプ場、トイレは水洗できれいだし、今年は子供用のプレイグラウンドができていた。キャンプ場利用料はテント1張りで10ドル。

今日は午後から気持ちのよい晴天となった。夕方から家から車で15分ぐらいのところにあるPotter Creek Trailに行って散歩。2週間前に行ったときは寒々しかったトレイルが、すっかり一面の緑となっていた。遠くに見えるのがサシトナ山、手前に「たらの芽もどき」デビルズクラブが見える。

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ちなみに、トレイルの出発地点にはこんなメッセージがあった。

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「母熊、さらに木の上に子熊が3頭いる。1時、日曜日」

うわああ、今日だよ…。

でも、幸か不幸か、この熊一家には出会わなかった。
# by haishirokuma | 2008-05-26 15:56 | 小熊のAkko | Comments(2)
ツアーシーズンに突入したのに、まだ若葉が出ていない。

いつもより1~2週間遅いぞ。

まあそれはさておき、先週に続き春の味覚シリーズ第2弾をボス熊自らお送りしています。

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先週のタラの芽がやっと食べごろになった。森の中で収穫し、裏庭でフィドルヘッドとファイヤーウィードを採り、今週末も春の味覚の天ぷらだ。炒めたりしても良いが、私には天ぷらが一番おいしいのだ。

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フーリガン(キュウリウオ)も少しだけ獲ってきた。今年は陸の季節の進度に比べ遡上の時期が早かったせいか、魚影が全体的に薄いという話だ。良いときは普通でも1時間やればクーラーにいっぱい獲れる(200匹くらい)と思うのだが、今期は1時間半で70匹とか100匹が一番景気がいい話となっている。ということで謙虚に1時間で10匹くらいかな。と思って出かけたら、案の定50分くらいで9匹だった。

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最初の15分は場所探しと調査。周囲は誰も獲れていないようだったので、彼らから離れて、ちょっと深みを探ると1匹かかった。そこでしばらく網を入れると20分ほどで9匹かかった。私は胸まであるウェーダーを履いているので深みに入れるが、そうでないと岸からさぐることになり、あまり獲れないようだ。

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その後は全くかからなくなったので、ころあいを見計らって切り上げた。こういうのはギャンブルと同じで、うまく辞め時を決められると次もまたくる気持ちになる。

収穫は少なかったが、全体の経験としては季節のルティーンを終えたという充足感が残る。
チャンスはまだ月末のキーナイ川が残っているので、気持ちは余裕なのだ。

そしてその日の収穫を味わって1日を終えられることの幸せはこの上ない。食料調達で疲れ果てなければ、調理まで進むことができるわけだ。これはもちろん奥さんに感謝すべきところがほとんどである。

来週はメモリアルデーウィークエンドで月曜日も休みとなる。アンカレジから皆ニニルチックというキーナイ半島の町へキングサーモンフィッシングに出かける伝統的な行事がある週末なのだ。わたしはすでにガイドの仕事があるが、皆頑張って釣って来て欲しいものである。
# by haishirokuma | 2008-05-20 01:07 | Comments(0)

やっと春

アラスカは4月に雪が降り積もったせいか、今年は春が来るのが遅い。

しろくまオフィスでは雪ではなく小熊のNAMIがフリー契約になってしまい、春が来るのが遅くなってしまった。

しかし、春は必ず来る。

いつもは今頃が食べごろのタラの芽がまだ硬い芽しか出ていない。

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タラの芽、といっても実際にはデビルズクラブというちょっと違う種だが、見た目も味もほぼ同じで、うまい。あと1週間から2週間で食べごろになるであろう。

とりあえず近くの森で少しだけ収穫して、硬い芽の中身を剥いてみた。

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香りはまだまだだが、うまそうなのでためしに天ぷらにしてみた。



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それならばと、ついでにファイヤーウィード(ヤナギラン)の若芽も庭に生えはじめているのをひっこ抜いてきて


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天ぷらにした。雑草除去と食材確保の一挙両得作戦だ。

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これは味はそれほどないのだが、ネイティブさんたちが食べるし、薬草にも使うくらいなので体に良いらしい。おいしい塩をかけて食べると結構いける。

あとはフーリガン(キュウリウオ)がもうインレットに入ってきているということだったので、獲りに行きたかったが、いろいろ雑事が行けなかった。

なのでというわけではないが、魚は鯖とまぐろです。

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フーリガンは今週中だったら多分大丈夫だろう。私は満潮の2時間くらい前から満潮直前までに獲るのだが、先週は満潮の後潮が引き始める頃が一番良かったらしい。

来週末の食卓を飾るのは、旬のタラの芽とフーリガンとフィドルヘッド(山菜)になりそうだ。
# by haishirokuma | 2008-05-12 01:06 | Comments(4)