HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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1日幼稚園児体験

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…という気分で、先日我が家の4歳児の幼稚園に「ヘルパーさん」として行ってきた。今回で5回目。


娘の幼稚園はCooperative Preschoolということになっていて、保護者と先生で作る組織が運営している。保護者は毎年最低3回ヘルパーさんとして運営をサポートすることになっていて、その他自宅に持ち帰って教材の準備をしたり、役員になったりするなどの形で協力が可能。

ヘルパーさんは、壁に貼られたカレンダーに、都合の付く人が名前を書き込むスタイル。協力は強制されるわけではないので、やれる人がやる、というだけのことなのだが、ヘルパーや役員が決まらず困る、という状況はほとんどないようだ。

ヘルパーさんは、その日の工作のお手伝いをしたり、掃除をしたり、スナックを用意したりするのが仕事。そして、ヘルパーさんの子供(子供の親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんや他の大人がヘルパーさんになってもいいのであるが)はその日はSpecial Day Friendとして、特別な役目を仰せつかる。クラスが始まる時に「ようこそ!」と言ってドアを開ける。みんなに見せたいものを持って行って、それについて先生の質問に答える。そして、自分の好きなおやつをスナックに持って行ってもらえる、というのも特別だ。

我が家の4歳児も毎回Special Day Friendになることをそれは楽しみにしてきた。もちろんそれは、お母さんやお父さんがずっとクラスにいてくれる、といううれしさもあるのだろう。

私にとっては、アメリカの幼稚園がどういうものか?ということを体験できる機会。娘のいつもとは違う一面を見ることができる機会でもある。

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この日の工作は「封筒で作るサメの指人形」というかなり複雑な(?)もので、はさみの持ち方もおぼつかない3歳児4歳児相手に、英語で作り方の指示を出すのに苦労した。出来上がったものが「サメ」だとわかってくれたかな、お父さんお母さん…。

子供たちの自由で面白い発想を知るのも楽しみの一つ。

先生:好きな野菜は何ですか?

A君:トップラーメン(インスタントラーメン)!

ま、まあ、小麦は植物だからな…。


5月で学年が終了するので、今回で私のヘルパーさんのお勤めは終わり。何とか今回も無事役目を果たせたことに、ほっとした。

そして、最初は英語が全く話せなかった娘のことを1年間温かく見守り、サポートしてくれた先生、保護者の方たち、そして同じクラスの子供たちに感謝の気持ちでいっぱいだ。
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by haishirokuma | 2011-04-30 09:46 | 小熊のAkko | Comments(0)
アラスカに来て驚いたことは多々あるが、その中に「ラジオ局の多さ」と「地ビール醸造所の多さ」がある。

人口当たりのラジオ局の数は何でもカリフォルニア州よりも多いとか。地ビールの数と種類については、他の州に比べてどうなのかはわからないが、この北の果ての地でこんなにおいしい地ビールがこんなにいろいろ手に入るとは、思ってもみなかった。

何しろこっちに来てから、日本で注文していた「生中1杯」などというものが、物凄く味気なく感じられてしまう体質になってしまった。ビールは、「今日はホップの効いたIPAがいいかな」とか、「Heffeweizenにライムを添えて」、あるいは「さっきは軽いPilsnerだったから今度はPorterで」、なんていう風に注文するものになったのである。

さて、アンカレジにももちろん地ビール屋さんがある。ピザ屋と映画が見られるレストランで有名なMoose's Tooth/Bear Tooth、ダウンタウンのGlacier BrewhouseやSleeping Lady Brewing Companyあたりは、レストランを併設していることもあって地元民でいつもにぎわっているし、観光客にもよく名前が知られているが、他にも住宅街の倉庫のようなところにも地ビール工場があったりするのだ。

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その名もMidnight Sun Brewery。以前は工場だけだったのだが、2年ほど前に移転し、バーと、ちょっとした食事ができるレストランが併設された。

私たちが行った日は日曜日、ちょうど3か月に1回開催のBook Swapの日だった。Book Swapとは、うちにあるもう読まない本を持ってきて寄付したり、他の人が持ってきた本を持って帰ったりすることができるという、「本の交換会」。お金を払わなくても、不要になった本を誰かに引き取ってもらえ、好きな本を手に入れることができるという、リサイクル精神旺盛なイベントで、この地ビール工場がお店を開放して行っている。

スタッフはもちろん地ビール屋さんのスタッフ。フレンドリーで、コミュニティを大事にする雰囲気が気持ちがいい。

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私たちは持ってきた本をスタッフに渡し、ちょっとビールをひっかけながら他の人が持ってきた本を物色。食事ができるテーブルのすぐそばに本が並べられているが、別に飲んだり食べたりしなくても全く問題ない。もちろん子連れでも全く問題ない。時間がたつにつれ、どんどん賑わってくる。

ああ!ビールはおいしいし、いい本は見つかったし、うちの不用品は処分できたし、本当にいいイベントだ、と満足して帰途についた。

また行こうっと。
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by haishirokuma | 2011-04-13 07:20 | 小熊のAkko | Comments(0)
アンカレジは昨日は雨、今日は雪。

雪と言っても、気温は昼にはたいてい摂氏を0度を上回るようになっているので、すぐに融けてしまう。残っている雪は、冬の間ずっと残っていたものだ。これがなくなるのも、時間の問題だ。

日曜日、車で20分ぐらいのところにあるBird Creekまで、犬と人間の散歩を兼ねてドライブに行った。

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川はだいぶ氷が解けて、水の流れが見えるが、曇り空のせいか、グレイシャーシルトを被った氷のせいか、何とはなしにまだうら寂しい風景だ。

でもこのBird Creekも、あと3、4か月もすれば、遡上するサーモンを狙うたくさんの釣り人で賑わうことだろう。

川原を歩いていたら、なんと恐竜の化石を発見!

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アラスカにもいたのか、ティラノザウルス…。
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by haishirokuma | 2011-04-06 05:49 | 小熊のAkko | Comments(0)

Fund Raisers

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このところ、アラスカのあちこちで、東日本大震災の被害者の方を支援するイベントが行われています。

土曜日には、日本語と英語を半分ずつ使用して授業が行われる「ジャパニーズイマージョン」というプログラムのあるアンカレジのダイモンドハイスクールで、「友の会」の方たちがFund Raiser(募金活動)のイベントを行ったそうです。

日曜日には、アンカレジの隣町、パーマーでもFund Raiserがありました。パーマーは北海道の佐呂間と姉妹都市で、日頃から交流活動が盛んです。

昨日月曜日には、陸前高田で英語の先生をしていて行方不明になっているアラスカ出身のモンティさんのご家族が日本にモンティさんを探しに行けるよう、アンカレジダウンタウンのホットドッグ屋さんのひとりが昨日の収益のすべてをご家族に寄付したそうです。いつもの3倍の賑わいだったそうです。

フェアバンクスでもこの間、いろいろな活動が行われているようです。ある高校では生徒や家族、職員が家で作ってきたお菓子を販売し、その収益を日本に送る「Bake Sale」というFund Raiserを4日間行ったそうです。

私は土曜日、アンカレジミッドタウンのスーパー、ニューサガヤで行われたアンカレジ日本人補習校主催のFund Raiserに行ってきました。

買い物客に募金をお願いし、そのお礼に折り鶴を渡す、という企画を補習校のお父さんお母さんが企画し、子供たちやその他たくさんの人が鶴を折って応援しました。週末で賑わうお店で、子供たちも大きな声を出して、一生懸命活動していました。たくさんのお客さんがその声に応えてくれ、義援金もたくさん集まったようです。今週末も午後2時から4時まで、同じくニューサガヤさんの協力を得て行われるそうです。

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今回の震災でたくさんの子供たちが犠牲になっています。我が家には4歳の子供がおります。食事中などの会話で地震や原発のことが話題にならない日はなく、彼女がこの事態をどのように受け止めているのか、私たちは彼女に何を伝えていけばいいのか、考えさせられています。
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by haishirokuma | 2011-04-06 05:24 | 小熊のAkko | Comments(2)

今、そしてこれから

アンカレジの街でいろいろな人から声をかけられる。

「あなたのご家族は日本にいるの?」
「はい、います。でも、大きな被害があった地域ではなく、幸いみな無事です」
「それはよかった。日本の人たちのことを、いつも思っていますから…」
「ありがとうございます」

この会話を何度も、いろいろな人としている。



こういう会話を落ち着いてできること。毎日の生活をいつもと変わらずに送ることができること。食べるものがあり、着る服があり、寝る場所があり、仕事があり、またそれぞれの内容について選ぶことも可能であること。すべてが本当にありがたいこと、と思う毎日だ。

3月11日以降、私の毎日の暮らしがいかに「誰にでも当たり前に存在するものではないもの」の上に成り立っているか、ということに気付かされている。

それは違ういい方をすれば、私の今の暮らしは、「ある日突然維持できなくなるかもしれないもの」の上に成り立っているのだ、ということへの気付きだ。

そしてそれはまた、世界中に、毎日を「当たり前に」、平穏に過ごすことができない人がたくさんいるということへの気付きでもある。



今、そしてこれから、私に何ができるのか、何をすべきなのか。「自分にできることをする」というのは、簡単な思い付きでできることではない。でも、考えないわけにはいかない。

多くの人たちが、今、一生懸命考えているだろうと思う。

一刻も早く、一人でも多くの人が、あらゆる苦しみから解放されるよう。そして、誰もが前向きに明るく生きられるよう。私も、自分にできることをやっていきたい。よく考え、謙虚に。


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アンカレジで人気の古本屋、Title Waveで。
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by haishirokuma | 2011-04-01 04:44 | 小熊のAkko | Comments(0)