HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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スワードの手前のトレイルリバーという川で、「いま、北極イワナが熱い!」という話を聞いた。

北極イワナ、またの名をおしょろこま、英語ではDolly Vardenという。サーモン釣りの季節が終わった後も楽しめ、最近は水量も多くないので子供でも川原で釣りを楽しめるという。

我が家の3歳児は釣竿(これはおもちゃ)もフィッシングベスト(こっちは結構本格的)も持っていて、父親の影響か、「釣りに行きたい」とよくノタマウので、週末に家族で行ってみることにした。

天気予報は晴れ。このところずっとお天気がよく暖かかったので防寒着のことまで頭が回らないまま、お弁当を持って出かけた。

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トレイルリバー到着。寒い。お日様はどこに行ったのか。川原には誰もいない。父ちゃんが釣っている間、シャボン玉をしたり、サンドイッチを食べたりして待つ。

「入れ食い」と聞いていたのに、魚の影も見えない。あんまり寒いので川原を走ってみる。でもまだ寒い。3歳児とともに車に戻る。


そのうち、父ちゃんが釣果を持って車に戻ってきた。ぴっかぴかの北極イワナである!

…ここで私は考えた。

レギュレーションでは、16インチ以下の北極イワナをひとり1匹だけ釣って持って帰っていいことになっている。でも、1匹では、3人のおかずにはならない。

そこで、私もウェーダーをはき出陣。何回かキャストすると、何かがかかった。

くたびれ果てて真っ赤になったサーモンだ。サーモンはレギュレーションでこの時期は釣ってはいけないことになっているので(それに、もうおいしそうには見えない)、リリースする。ところが、近くのお家の犬が、逃がしたサーモンを遊び半分で殺してしまった。こういう場合、レギュレーションはどうなるのか?

うちの犬じゃないですよ~!


ま、それはともかく、再投。

かかった!

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それは、北極イワナではなく、ニジマスだった。大きさにして、25センチぐらいか。

ここでこっそり本当のことを言ってしまうと、魚を釣ったのはすごく久しぶりなのである。子供が小さいと川原や海辺でヘタにうろうろできないので、釣りへの関心度からして私はどうしても「子守り担当」にならざるを得ない。だから、今回はとてもうれしかった。

3歳児も挑戦する。恰好がなかなか様になっているではないか!竿を持っていないときも、「イメトレ」をしていた。

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結局3歳児は釣れなかったが、雰囲気は存分に味わったに違いない。でも、「まだ釣る~」と言うので、今度はこの3歳児をお菓子で釣って、車に戻った。

アンカレジに向かうスワードハイウェイから見える山並みには、朝はなかった雪が積もっていた…。

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さて、夫と私の釣果。

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家に帰ってさっそくオーブンに火を入れる。2匹のおなかを出してきれいにして塩をまぶし、高温のオーブンで焼くこと十数分。

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こんがり焼けた、北極イワナとニジマス。うまい!!!脂がのって、レモンの香りとともに食べたらもう極楽である。

また、釣りに行きたいなあ、雪が降る前に…。そんなことを思いつつ、贅沢に味わった。

(2010年9月26日)
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by haishirokuma | 2010-09-30 07:39 | 小熊のAkko | Comments(0)
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8月第2週目の週末は、方向を変えて南へ。アンカレジからスワードハイウェイ、スターリングハイウェイを通って約360キロのホーマーへ。

ホーマーはカチェマック湾を挟んで対岸に氷河がいくつも見えるし、ホーマースピットという「アラスカ版天橋立」みたいな名所もある。地ビール工場があり、コーヒー焙煎屋がある。アーティストが多いし、観光客だけでなく地元民が元気だ。個人的に好きな町の一つである。


8月13日、出発の朝。お天気はやはりいまひとつ。でも、今回は海辺のすてきなコテージを借りてあるので、ずっと雨でもそこでのんびりすればいいや…という「心の余裕」があった。

我が家の車では大人4名と子供1名は長時間のドライブには耐えられないので、レンタカーをすることに。その手続きなどで午後発になることがわかっていたので、1泊目は手前のキナイの町にあるキナイランディングで。

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1900年代前半にサーモンの缶詰工場だった施設が最近改装され、夏の間だけの「リゾート施設」になっている場所だ。


我々が到着したのは、ソルドトナのNikko Gardenでお寿司を食べた後、午後7時過ぎ。

レストランも、ギフトショップも、人影はなく、敷地内の宿泊棟の窓の2、3個に灯りが灯っているだけ。フロントデスクも鍵がかかっている。

そこでドアに貼ってあった携帯電話の番号に電話。10分ほどしてスタッフの若者現れる。

聞けば、レストランやギフトショップは7月末でシーズン終了のため既に営業していないとのこと。

…う、それは初耳だ。

こうなってくると、「リゾート施設」とは程遠く、つい方上記の冒頭を思い出してしまう雰囲気になってくる。


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でも心配ご無用。コテージはベッドルームが3部屋あって、なぜかトイレの水がお湯になっており意図せぬ「温か便座」になっているなど、快適に過ごすことができた。

母は、私が3歳児を寝かしつけている間に、すぐそばの海辺ですばらしい夕陽を見たんだって。

翌朝、敷地内に日本人のものと思われる「お墓」を発見。缶詰工場には、日本や中国などからの労働者がかなりの数いたのだそうだ。日本から遠く離れたこんなところで息子がひっそり永遠の眠りについたことを、家族は知っていたのだろうか…。


翌日はホーマーへ。途中、キングサーモン釣りや巨大マテガイ堀りで有名なニニルチックで少し遊ぶ。

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大きなハリバットの「ガイコツ」が浜辺にばらばらに転がっていたので、組み合わせて写真撮影。

迷わず成仏してください…。


ホーマーの宿は、Bishop's Beachという有名な海岸の真ん前にたつコテージを1軒貸し切り。コテージの周りには、ヤナギランが咲き乱れていた。お隣の廃屋のような建物には、誰かが住んでいるようで、夜中にバンジョーの音色が聞こえてきた。

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ホーマーは自由気ままが似合う町のようで、そこがまたよい。


食事はキッチンで料理し、海を眺めながら食べる。

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毎週土曜日はホーマーのファーマーズマーケットの開催日。

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新鮮な野菜の他、手芸作品や手作りケーキ、シーフードなども売られている。3歳児はふわふわの帽子と冷蔵庫のマグネットを買ってもらってご満悦。


午後はホーマーで一度行きたいと思っていた、Platt Museumへ。この地域の暮らしや、野生動物などに関する展示が、狭い館内にうまく配置されていて、実際に触ったりすることができるので、年齢に関わらず楽しめる。

3歳児が挑戦したものの一つが、救命服。

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「あなたの船が沈没しそう。30秒で着ることができるかな?」というもの。これで助かるかどうかはちょっと不明ですが…。


夜はファーマーズマーケットで購入した野菜と、ムール貝の酒蒸しで乾杯。


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最終日はキナイ川でサーモン釣りに挑戦。タイミングを逃したのか我が家は釣果がなかったのだけど、サーモン釣りの現場を見られた両親はけっこう盛り上がっていた。


帰りには、久々に虹を見た。今回も無事にお家に帰って来られてよかったです。

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アンカレジからホーマーへは、自分の車、レンタカーの他、毎日ではないが週に何回か、バンが走っていますので、ぜひ訪れてみてくださいね。

(2010年8月13日~16日)
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by haishirokuma | 2010-09-29 05:21 | 小熊のAkko | Comments(0)
「夏の思い出」と同時進行で、「秋の週末」シリーズに取り組みます。

秋が終わってしまう前に…。


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先週末はアンカレジからグレンハイウェイを東へ300キロぐらい走ったところにある、レイク・ルイーズへ出かけました。

グレンハイウェイは途中には大きな町や集落はほとんどなく、交通量もデナリ公園のあるパークスハイウェイに比べかなり少ない。どちらかというと「ハイウェイ」というより「街道」という趣がありますが、その広大な景色は本当にアラスカらしい感じがします。マタヌスカ氷河が間近に眺められ、またこの時期黄葉が見事で、ドライブが楽しい道です。


ランゲル・セントエライアス国立公園の山々が見えてくると、「はるばるやってきたなあ」と言う感じがします。

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朝7時に家を出て、レイクルイーズへの分岐点を過ぎてグレナレンまで走ること、約6時間。こっちに来てしばらくしてから身に付いた感覚、「100キロ=1時間」の計算で行くとその倍の時間がかかりましたが、3歳児と一緒のことを考えると、まずまずか。


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グレンハイウェイと、もう一つ風光明媚なハイウェイ、リチャードソンハイウェイの交差点にあるグレナレンの町にある観光案内所の前に、こんなムースの角が2組おいてあるのは前から知っていました。今回説明をよく読んでみたら、「2頭のムースがけんかして角をぶつけ合ったところ、その角ががっちり噛み合わさって取れなくなってしまい、そのまま2頭で死んでしまった」ムースの角らしい。


「こんなはずじゃあ…」「む、無念じゃ…」と2頭で話したかな…。


この日の宿は決めていなかったので、前日インターネットで見かけたB&Bの電話番号を電話帳で探して連絡。幸い、まだ営業していて、レイクルイーズに面した眺めのいい部屋も空いているとのこと。今回は豪華にB&B宿泊だ!

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夜9時頃、B&Bの部屋の窓からの夕日。


実はこの部屋は北に面していたので、部屋の窓から満天の星空と、うっすらアーチ状にかかるオーロラを見ることができました。3歳児を寝かしつけた後、ひとり読書や星空観察を楽しむのが、何とも贅沢な気分。


翌日は手作りの朝食でスタート。

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手作りのキッシュ、ビスケット&グレービー、ベーコン、ソーセージ、薄いコーヒー、などなど…。こんなのんびりした朝は、「玄米」「菜食」「粗食」などという言葉は忘れ(いや、いつもそんな食事はしていないんですが…)、コーヒーをがぶがぶ飲んで、ジャムもバターもたっぷりつけて食べるいかにもアメリカ、な朝食が最高!3歳児もお腹がはち切れそうなぐらい食べておりました。


B&Bをのんびり出発してハイウェイに戻る道すがら、脇道にそれて探検。車窓から地面を見ていると、あるわあるわ、コケモモ、ブルーベリーの実。この辺りはハンティングに来る人は多くても、ベリー摘みに来る人はほとんどいないと見え、足下のベリーが「とってとって!」と訴えかけてくるような気が…。

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しばしベリー採集に没入。あっという間に小さなバケツ一杯に。超人気のアンカレジのフラットトップ周辺じゃあ、こうはいかない。

エスキモーの人たちが食べるというソープベリーの実らしきベリーも。

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帰り道はまた、黄葉に囲まれたドライブを堪能。行きとは光の加減や方向が異なり、黄色が一段と美しく感じられました。

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忙しかった夏の後、そして暗くて寒い冬の前の、ちょっとした「命の洗濯」をした週末でした。

(2010年9月19日~20日)
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by haishirokuma | 2010-09-28 16:17 | 小熊のAkko | Comments(0)
8月は両親が遊びに来ました。今回もキャンピングカーを借りて3泊4日の旅に出ました。

(筆者注:しろくまのお仕事はこの間お休みをいただいてしまいました…全国津々浦々の小熊ファンの皆様、お許しください!)

目的地はデナリ公園。お天気はすっきりしませんでしたが、マッキンリー山もちらっと眺めることができました。

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3歳児が撮ると、キャンピングカーはこうなります。

途中でブルーベリーがたわわになっている場所があり、みんなで収穫。これはキャンピングカーでさっそくジャムにし、ヨーグルトにかけて食べました。おいしかった!

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今回のデナリ滞在の目的の一つは、シャトルバス。3歳児が9時間のバス乗車に耐えられるかどうか?というのが気がかりでしたが、何とかクリア!

まあ、景色よりもお菓子が楽しかったようですが…。

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アイルソンビジターセンターで、マッキンリー山と周辺の様子をチェック。

動物は特にカリブーをたくさん見ることができました。

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キツネも。

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ドールシープは道路のすぐそばの丘に、数頭のんびりと座ってこっちを眺めていました。

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熊はとお~くに何頭か。ムースはいなかったけど、ムースはアンカレジにもこれからどんどん出没するから、まあよしとして。

3歳児が旅行中一番盛り上がったのはこれ。

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絵手紙。タイトルは「ねんねのぶうぶ(=キャンピングカー)」。


帰り道、タルキートナに立ち寄って、マッキンリー山遊覧飛行ツアーに参加。

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マッキンリーは、雲の切れ目の小さな「穴」から、何とか見ることができましたが、言われなければわからなかったなあ…。でも、上空から見る氷河の風景は、すばらしかったです。

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キャンピングカーでお茶づけとタルキートナ名物?ベーコン味のアイスクリームを食べた後、帰途につきました。

(2010年8月6日~9日)
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by haishirokuma | 2010-09-25 10:53 | 小熊のAkko | Comments(2)

夏の思い出


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…というタイトルで、近日中にまとめてご報告したいと思っております。

(以下、懺悔コーナー)

夏の間のご無沙汰をお許しください!コメントをいただいた方、非礼をお許しください!

アラスカの短くも激しい夏がやっと終わりを迎えつつあります。これからはせっせとブログに仕事に励みたいと思います。

…いや、仕事はしていたんですよ、ちゃんと。

というわけで、もうしばらくお待ちくださいね。
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by haishirokuma | 2010-09-24 08:42 | 小熊のAkko | Comments(0)