HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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<   2008年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

世界アイスアート選手権

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こんにちは。小熊のNamiです。
Akkoさんが日本へ一時帰国中なので、代わりに書かせてもらいます。
(Akkoさぁ〜ん!日本楽しんでますか?Happy St.Patrick's Day!!!)



先日「世界アイスアート選手権」を見に、フェアバンクスまで行ってきました。
これは、世界中から氷の彫刻名人達がその腕前を競う大会で、毎年フェアバンクスで行われています。今年は2月26日から3月23日まで開催中です。

私達が行った日は風もあり、体感温度およそマイナス40℃という凍るような日でしたが、太陽の下で素晴らしい氷の彫刻がキラキラと輝き、とても美しかったです。

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会場には子供達が遊べる氷の広場があり、氷の滑り台や氷の迷路、氷のお家や氷のスノーモービル等の遊具がたくさんありました。
6歳と8歳の子供達と1歳の甥が(それと大人達も!)、大はしゃぎで遊んでいました。

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ところでこの作品の元となる巨大な氷のキューブ、どうやって作っているのでしょう?
会場には、その氷のハーベスト方法が写真によって説明されています。

敷地内にあるこの池で、収穫しているんですよ。

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ここで型を取った氷を製造して、一つずつ収穫し、この大きな車で運んでいました。

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まさに自然の冷凍庫!!

寒い寒〜いフェアバンクスの冬だからこそ出来るお祭りでした。
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by haishirokuma | 2008-03-18 03:42 | Comments(2)

我思う、故に我は往く

北極圏再び


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2月にはマイナス40度を下回った北極圏も3月はマイナス20度だった。それでもアティガンパスやフィンガーマウンテン辺りは風が吹き、刺すように痛かった。

マイナス40度以下の時の北極圏とはシュール度が10倍くらい違うが、マイナス20度の北極圏はリアリティに近いシュールな世界だけに、余計不思議に感じた。


寒いというより痛い。

と同時にその荒涼とした原野が、私に莫大なエネルギーを与える。

人間のちっぽけな感情など、全くモノともしない、それでいて個々の存在を感じてくれていて、さらにすべてを知っていると信じさせる大自然。


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私は心の存在を稀に疎ましく思うことがある。



人の言葉や言動に傷つく心。

それをこらえながらも、その怒りの原因である淋しさや悲しさを想い、どうしてあげたら良いのかと思いやり、悩む心。


いっそ爆発させてしまえばどんなに楽なことかとつい思ってしまう弱い心。


それが疎ましいと思うことがある。



しかし、



人や自然の声に耳を傾け、どんなに小さなことの中にも、自分の次なるステップへの気づきやヒントを求め、慎重に且つ柔軟に対応して行こうと思い、それに沿って自分の行く先を調整してゆける軟らかい心。



自分の信念のためにはどのような誘惑にも負けず何物にもブレない強い心。



そして、自分の人生なのだから人に頼らず、自分で楽しむのだという前向きな姿勢を保ち続ける心。



そのすべてを包括してこの大自然は存在してくれていると感じる。



自分に自然の声が聴こえる限り、そしてそれを聴きながら前進している限り、自然は自分の心の支えとなる。



大自然には敵はいない。すべてが表裏一体、同じもの。強さと弱さ、善意と悪意、嬉しさと淋しさ、楽しさと悲しさ、喜びと怒り、誠実と裏切り、そして生と死。

そのすべてを包括して存在を認め、エネルギーを注いでいる。



仏陀も大自然のなかで呼吸を悟り、声を聴きながら過ごすうちにみんな同じだと知ったに違いないと感じる。わかってみると結構簡単なことではないか。それにしてはこうして言葉にしてみると何故かまったく違うことのように聞こえてしまうなぁ・・・。



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このままずっと居続けると、俗世間に戻ってくる必要さえ感じなくなり、社会生活などに見切りをつけてしまうかもしれないくらいの気持ちになることもある。



しかしそれもやはり自分の進む道ではないのだ。



3月の北極圏は私にそのことを再認識させてくれた。



帰ってきたぞ!!  心も体もみんな一緒だ。
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by haishirokuma | 2008-03-11 05:31 | Comments(3)

アラスカの景色を見に

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こんにちは。小熊のNamiです。


先日、日本から友人が自宅の方に遊びに来てくれました。
友人は昨年の夏、夫婦でマッキンリー登頂に成功したそうです。その時の写真をたくさん持ってきて見せてくれました。


あの高い山の上での景色はそれはとても美しく、澄んだ空気も感じられるような素晴らしい写真でした。
しかしそこに辿り着くまでの話がすごい。

「一歩足を踏み外せばずっと下の氷河の端まで落ちてしまう」だとか、「クレパスに身体が半分落ちた」だとか、「フェイスマスクをちょっと外した時に顔に出来た凍傷が、完治するまで半年もかかった」とか、なかなか過激なものです。


そんな驚くべき話を聞いているうちに思わず、
「それって、山に登るって楽しいんですよね?」
と、聞いてしまいました。



そんな私に友人が笑顔で答えてくれたのは、
「ここまで行かないと見られない景色があるから。」

という言葉でした。




おーーー!
そうか。その景色を見るために、山に登っているんだ!!




マッキンリーまで登らなくとも、アラスカには「ここまで来ないと見られない景色」がたくさんあります。
日本のみなさんはきっと、同じような気持ちでアラスカまで来られるんですよね。そんな方のお手伝いが出来る仕事って、とても幸せだと思います。


ちなみに私にとっての「ここまで来ないと見られなかった景色」とは、去年の夏に家族と友人の5人で行った、川下りの旅で見た景色です。

フェアバンクスを越えた先のサークルホットスプリングスからブッシュプレーンに乗り、大自然の中に降り立った先には、こんな景色が広がっていました。
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(photo by Isao Yuguchi)
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by haishirokuma | 2008-03-04 16:13 | Comments(0)