Camp Denaliでのハイク
2017年 07月 24日
憧れのキャンプデナリに行ってきました!
アラスカではおなじみのブルーベリー。 8月になればこの辺り一面ブルーベリー畑。もちろん美味しいブルーベリージャムも初日のピクニックで頂きましたよ。 日本でも有名なトリカブト こちらではモンクヘッド(僧のかぶりもの)と呼ばれています。 ハーブティーにすると、リラックスでき疲れが取れる 香りが強く、アロマ効果があり快眠できる アルニカ(Arnica) 公園内で一番目に付くお花 打ち身、足の浮腫みに効き止血効果もある ネーティブの人達はたくさん摘みオイルに漬け込むWild Rhubard(ワイルドルバーブ)。 胃腸薬の効果あり カリブーが好んで食べる苔Lichenで、ネーティブ達は狩猟後そのカリブー胃を取りだし食べる胃腸薬の効果があるのだが、カリブーの消化酵素のおかげで直接食べるより良い効能。 いろいろ説明を聞きながらのペース配分でしたので、登りも苦にせず頂上までやってきました
山の頂上から尾根づたいに歩くとこんな立派な山小屋が現れびっくり! 東海岸で流行のログハウスをトラックで運送し、麓からはヘリコプターで資材をあげ、組み立てた、こだわりの逸品。 ドアの突起はクマ避け 薪ストーブまで完備。小雨も降っていたのでここでランチ
ランチの後、また尾根に沿って歩き違うルートで降りる。眼下にキャンプデナリが広がり奥にワンダーレイク。 そしてお天気が良ければ壮大なデナリ山も見えるはず…残念。 このようなルートで歩きました。
今宵のディナーのメインはホタテのリゾット添えフレンチスタイルで美味。グルメの方も納得! オーガニックの食品、野菜は自前のグリーンハウスとこだわりの食材 運動をしてお腹も空いているので、100倍美味しかったです。
ハイキングのギアは全て無料で貸し出し。 レインジャケット、パンツ、レインブーツ、スティック、ゲーター、バックパック、 蚊除けネット、 「Riffles」の小屋で24時間オープン。自由に借り、帰る前夜に返却。 ハイク当日だと混雑するので、到着日の夜にチェックしておくとスムーズ レインブーツは初級クラスのハイクでは大丈夫ですが、中級、上級は高低差もあり、滑りるのでは!やはり自前のハイキングシューズがベスト。 くるぶしまでのハイカットで防水がふさわしい。 スポンジ状態のツンドラは朝晩の雨でたっぷり水を含み、ハイク終了後は防水の靴でも中まで濡れていました。で、濡れたものはボイラー室で乾かすか、 またはお部屋の薪ストーブを燃やし乾かす。これが一番よく乾いたかな… コンセントもこのように2か所に用意されているので、夜の間にチャージできます
2日目のハイクはバスで遠乗り、動物を見るのが目的。
残念ながらお天気は不安定で、滞在中キャビンからはデナリ山のお姿は拝見できませんでしたそれでも十分楽しめる素敵な場所でした。
まさしく今、日本で流行のグランピングの先駆けでしょうか!
その魅力は2008年6月のブログでたっぷり紹介しているので、今回はここのハイライトであるハイクについて触れてみます。
キャンプデナリ滞在のお客様はほぼ90%の人がこのハイクを楽しみにして来ているようです。
ハイクは3段階あり、初級、中級、上級とレベル分けされているので、あまりハイク経験がなくても参加可能。朝食後にどのレベルのハイクに参加するか問われます。
もちろんハイク以外にもフィッシング、カヌー、自転車など独自で遊ぶこともできます。
初級は、バスを使い写真スポットに停車しほとんど高低差のないところを散策。
中級は、高低差が600m程で、5km〜8kmハイク。やはり経験者でないとついていけないでしょう。
上級は、高低差は1000m程であるが、短時間で一気に登るので、体力が必要。
今回は2日間とも上級に参加したのですが、ガイドさんも参加者に合わせハイクのレベルを調整しているようです。
1日目のハイクは、キャンプデナリの裏山に登り、稜線を歩くハイク
参加者は10代の子供がいる家族連れ2組、年配のご夫婦2組
ということでトレイルも一気に登る道ではなく、ジグザグに登る道を選択、
2日目のハイクはバスで遠乗り、動物を見るのが目的。
天気が悪いのが功を奏したのか、朝から動物のオンパレード
ムース、カリブーの群れ、熊の親子、キツネと見られ、バスの中は興奮状態!
目的地のストニーヒルの麓に到着(これは翌日の写真。ヒルの全容がわかるのでここでアップ。
出発時点では曇り空。その後お天気は回復したのですが、デナリ山には厚い雲)
この日も上級コースでしたが、メンバーがガラッと変わり、20代から30代の若者ばかり
ちょっと嫌な予感はしていたのですが…
やはり的中!
ペースが速く、また昨日のようにトレイルは無く、ツンドラのスポンジの上を自由に登っていくコース。
置いてきぼりにならないように、一人「ぜぇ、ぜぇ」と奮闘。
写真を撮るどころではなくなりました。
クマの落とし物(糞)、穴を掘った後など、まさしくベアカントリー
その中でもクマの大好物のお花。とても甘い香りがし、納得!
そして、今宵の夕食はラム肉のポレンタ添え。これも美味でした。
毎朝4時からパンを焼きが始まり、テーブルにはショコラクロワッサン、マフィン、クッキーなどもある
フレンチトーストのベリー添えとソーセージ
ここは、スタッフの気配りや食事、アクティビティーと全てにおいて満点。
リピーターも多く、また1週間の滞在と、贅沢な時間を満喫する人も多い
できれば、キャビンのポーチでコーヒーを片手にゆっくり読書にふけるのも贅沢だなぁ..とは思いましたが、ナチュラリストのガイドさんとのハイクはそれ以上に充実したものでした。
最終日、ようやくデナリ山の全貌がバスの中からの見られ、大感激。
また、いつの日か来れることを夢見て一路アンカレジへ。
by haishirokuma
| 2017-07-24 04:54
| 小熊のMidori