HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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グレイシャーベイの週末その3

本日はグレイシャーベイツアーの日。

ツアースタートは午前7時30分で、船内にはスナックや飲み物が用意されているので朝食は食べなくても心配はないのだけれど、6歳児はそうはいかない。朝6時に起きて、レストランに行くと言う。

というわけで、予定通り6時に起床、元気よくレストランへ。

アメリカの朝食と言えば、ビスケット&グレービー、そしてパンケーキしかない。

おなかが空いていたので、やっぱり写真を忘れる。かろうじて6歳児のパンケーキちゃんの笑顔だけ。

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さて、いよいよロッジ裏のドックに停泊しているボートへ。ドックには燕がたくさん飛んでいる。

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2階の座席を確保。キャプテンはシェリルさん。スタッフはみなテキパキしていて、なおかつとても親切。だんだんお客さん同士も仲良しになってくる。

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船内のバーにはペイストリーやドーナツ、ジュース等スナックがたくさん並べられているので、寝坊しても安心だ。

グレイシャーベイの湾内の海はとても穏やかで、大きな船とすれ違う時以外はほとんど揺れない。全行程8時間の船の旅でも、これならのんびりしていられる。それに、アンカレジに近い海に比べ、すれ違う船の数がずっと少ない。はるばるグレイシャーベイまで来たなあ、という感じがする。

港を出てしばらくするとさっそくトドの群れが岩場に寝転がっている光景に出会う。

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パフィン等10種類以上の海鳥は無数に見られる。

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陸地にマウンテンゴートの家族。

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そして、ブラウンベアー!

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遠くてザトウクジラが潮を噴いているのも見えたが、これは遠くてうまく写真は撮れなかった。ラッコはこれまで何度も見たことがあるので写真は撮らずじまい。

海だけでなく陸の野生動物もあれこれ見られるのだ。

さてさて、グレイシャーベイと言えば氷河ももちろんある。シェリルさんの見事な舵取りで氷塊をよけながら、船は氷河を目指して進む。

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グレイシャーベイの一番奥にあるマージョリー氷河。

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大型クルーズ船も見学にやってくる。私たちの乗った船の方が小さいので、より近くで氷河を見ることができるのだが、こんな豪華客船のキャビンから氷河を見るのも悪くないだろうなあ…。

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大きな氷河を見た後に、こんな形の氷河のかけらも見た。

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帰り道には、氷河が後退して出てきた、数百年前の木の根っこも岸辺に見えた。

ところで、グレイシャーベイツアーのボートはシーカヤックキャンプの「タクシー」代わりの役目も果たすことがある。今回の道中も、シーカヤックをしながらキャンプして過ごす人たちを降ろしたり、乗せたり、ということが3回ほどあった。これが一番大きい集団。

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他には、グレイシャーベイロッジをシーカヤックで出発して8日間キャンプしていたふたり組をピックアップした。迎えに行ったのになぜか乗らないキャンプ集団(我が家の娘ぐらいの子連れ)もいた。予定変更したのか?

なお、グレイシャーベイツアーはナショナルパークレンジャーが同行して、動物や植物、地理、歴史等いろいろなことについて解説してくれるのも特徴。子供が乗っていると「ジュニアレンジャー」になるための課題を集めたノートを渡してくれ、最後に表彰式をしてバッジをくれる。

こういうのが好きな6歳児、熱心に取り組んで、見事バッジをもらった。

今回同行、アメリカの国立公園の歴史について熱く語るJTさん。アメリカの最大の発明のひとつが、「国立公園」という発想であり、そのすばらしい遺産を子供たちに受け継いでもらいたい、と。

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JTさんの話を聞いていてふと思ったんだけど、グレイシャーベイはじめ、国立公園を作るためにもともとそこに住んでいた人々を無理矢理立ち退かせた、という歴史もあるわけだ。その問題についてももっと知りたい、知らねばなるまい、と思ったことだった。

氷河を作り出し、たくさんの野生動物や広大なレインフォレスト、そして人間を育む雄大な自然と悠久の歴史。グレイシャーベイは奥が深い。
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by haishirokuma | 2013-07-18 14:39 | 小熊のAkko | Comments(0)