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HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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カリブーロッジ その2

キャビンでプロパンガスストーブの種火だけ付け、温かいお布団にくるまってぐっすり眠った翌朝。

外は雪。

コーヒーは8時にはできてるよ、と前夜に聞いていたので、そろそろメインロッジに行ってみる。

コーヒーはパーコレーターで淹れて、冷めないように薪ストーブの上に置いてくれていた。山小屋のコーヒーはこれだなあ。うまい。

朝からパンを仕込むパム。コーヒー片手に、見学。「昨日作ろうかと思ったんだけど、お天気が悪くてもしかすると来られないかもしれないと思ったから」とパム。パンは新鮮さが命、と。ありがたい。

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しばらくして焼き上がったパン。パムとマイクの2人で朝食の準備。

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ハッシュポテトとカリカリベーコンもジュージュー言っている。パンは真ん中の鉄板の部分で焼く。焦げ目のついたトーストってうまいんだな。

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パム手作りのブルーベリージャム、ウォーターメロンベリージャム、ツルコケモモのマフィン、スクランブルエッグもテーブルに運ばれ、みな揃って朝食。

あまりのおいしさに食べることに夢中で、写真を撮るのを忘れた。

今日はスノーシューでハイキングに出かけるはずだったが、雪はやみそうにもなく、視界がどんどん悪くなっていく。

こんな日は薪ストーブの火を眺めながら、おしゃべりしたり本を読んだりするのがいい。時々薪を補充するのだが、5歳児にも手伝いをさせてくれる。

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おしゃべりも一段落、スノーシューとソリをやることにする。遠出はしないで、ブルーベリーヒルまで。

スノーシューは木と皮でできた元祖のスタイル。私のアルミ製のものとはオモムキが違う。軽くて柔らかく、体に馴染む感じ。

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5歳児はソリで運ぶ。

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斜面でにわかに雪の彫刻家たちが活動を開始する。

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5歳児が作ったのはうさぎだそうだ。父はなぜか自分を雪に埋めることに夢中になっていた。

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雪遊びの後、薪割りでもやってみるか、と思い立って、マイクに薪割り講習を依頼。こんなとき何も言わずに外に出て、パムとマイクが1ヶ月かけて使うぐらいの薪をあっという間に作ることができたりしたらかっこいいのだが、冴えない私はそんな技は持ち合わせていない。

最初に、マイクとパムが森で切って運んできた丸太をチェーンソーで長さを揃えて切る。チェーンソーの使い方、注意点についてまずマイクより説明がある。チェーンソーの先で丸太を切ろうとすると歯が自分の方に反っくり返ってきてけがをする。チェーンソーの歯はガタガタで汚れているので、けがをすると傷がぐちゃぐちゃになって大変だ。…などなど。

この時点で既にかなり腰が引ける。薪割りをしたいなどと言い出したことを少し後悔する。でも言われた通りやってみる。

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これはなかなか面白い。

次に、斧で割っていく。これから割る丸太をよく観察する。節目がある場合は、それをよけるような角度で割っていくようにする。割れ目が既にできている場合は、そこに斧の刃を当てるようにする。斧を振り下ろす位置から目を離さず、足は肩幅に広げて、斧を振り下ろす。

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斧が重い。へっぴり腰でなかなか狙いが定まらない。狙った割り方とはずいぶん違う薪になってしまったが、「ストーブには入る大きさだからこれでいい」というマイクのお言葉にほっとして斧をおく。

チェーンソー、斧を自由に使いこなせるようになるまでには、ずいぶん修行が必要だぞ。山暮らしは体力も使うが、頭もたくさん使うのだ。


この日は我々が夕食にギョウザと生春巻きを作った。子供たちも手伝って、おかしな形や怪しい中身のギョウザや春巻きがたくさんできたが、味はなかなかのもの。マイクとパムは初めて食べるアジアの料理を気に入ってくれたようだった。

食後にはパムのブルーベリーパイ登場。甘くてさくさくして、おいしいアラスカの味だ。

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「明日はイースターサンデーだけど、色付き卵作りたい?」とパムが聞いてくれた。パムは相手の意見を尊重し、最初から「これやりましょう」とは言わない。でもパムの提案はいつも魅力的で優しさがこもっている。食用色素を溶かして卵を染める。5歳児も大喜び。

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午後11時前、暗くなった空の下をキャビンに戻って就寝。

明日はとうとう下界に戻る日。雪、やむかなあ…。
by haishirokuma | 2012-04-11 15:49 | 小熊のAkko | Comments(0)