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HAIしろくまツアーズスタッフ作成。アラスカ州アンカレジから、四季(二季?)折々の便りをお届けします。


by haishirokuma
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5月27日:フーリガン漁

気付いたら、前回の記事から1カ月近くも経ってしまっていた。本業のアラスカ旅行現地手配会社のお仕事が忙しかったからなのであり、これは決して言い訳ではない。

さて、毎年5月中旬がピークのフーリガンの遡上。今年はいつもより約2週間ほども遅いようで、また去年のフーリガンがまだ大量に冷凍庫に眠っていることもあり、今年はもういいか…なんて思っていた。

しかし。新鮮なフーリガン、一食分ぐらいすくってもいいんじゃない?と、5月も終わろうかという29日、スワード日帰りの帰りに20マイルクリーク近くの海岸で挑戦してみた。

5月27日:フーリガン漁_d0143355_5234623.jpg


いましたいました…。

ひとすくいで20匹以上入った時もあっただろうか。

5月27日:フーリガン漁_d0143355_5334549.jpg


ウェーダーも長靴もなしで、どんどんすくえる。4歳児も父ちゃんと一緒に網を持ってすくう。すくったものをクーラーボックスに入れてまたすくう。

あまり獲れすぎると困るので、約10すくい、20分程度で終了。だいたい100匹ぐらい、そのうち卵がぷりぷり入ったメスが半分弱。いい感じだ。

過去には1時間以上やって3匹、なんていうときもあったから、今回はすばらしい成果だ。この後行った友人によると、ひとすくい数十匹ということもあったそうである。

その後、このフーリガンたちはひもの(塩、しょうゆみりんの2種類)となり、甘露煮となった。塩干にして冷凍しておくと、天ぷらやグリルなどに展開でき重宝する。

サーモンやハリバットにくらべれば小さく地味で、場合によっては見向きもされないフーリガン。しかし、このアラスカの春を告げる魚たちは、あるときは主役、あるときは脇役として、我が家の食卓をにぎわすのである。
by haishirokuma | 2011-06-16 05:37 | 小熊のAkko